[概況]
ドルは東京市場で109円台前半に落ちたあとは109円台半ばを挟んで揉み合いが続いたが、NY株式市場の下げ幅縮小などに終盤に当日高値109.880円まで上昇した。
しかしWSJ紙がトランプ大統領の発言として、「ドルは高すぎる」「中銀の低金利政策は好ましい」などと伝えた為にドルは急落して109円台半ばを割れ、引け近くには109円も割り込み、昨年11月17日以来となる108.990円まで下落した。
最後は前日比-57.5銭の109.020円で引け、トルコリラと南アランド以外の主要通貨は値下がりして引けた。トランプ発言でドルは109円割れまで下げたが、大統領は「ドルが強くなっているのは自身への信頼が理由」とも述べており、良好な米経済を考えればドルが売られ続けるというのも予想しにくく、目先は弱含みながら下値を探る展開か。
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