[概況]
10日欧州時間の外国為替市場は、各通貨ペアで方向感が異なる相場展開となっている。
米ドル円は欧州時間開始にかけてじりじりと上昇し一時113.650円まで本営業日の高値を更新したものの、積極的な取引材料にかけており更なる上昇には結びついていない。
他方、クロス円通貨ペアでも軒並み米ドル円と同様の値動きとなっている。
この値動きについて一部の市場関係者からは、本日は米国が振替休日とあって取引参加者が相対的に減少するとの見込みがあるほか、週末とあって積極的なポジションメイクには手控え感があることが一因となっているようだ。
この後の時間については、11月米ミシガン大学消費者信頼感指数などの発表などが控えているものの、先述した理由から予想値との大幅な解離がない限り動意は限定的になりそうか。
当面は、主要な株価指数や債券利回りなどを横目に見ながらの取引が優勢となりそうだ。
現在、日経225先物やNYダウ先物も下落してきており、リスク回避姿勢が高まれば円買いに傾く可能性もあり注意しておきたい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
