1日の日経平均株価は反落後、もみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万2 2680 円-2万2850円。
NYダウ工業株30種平均は前日比140ドル安の2万7046ドルで終えた。
米中の貿易摩擦への警戒感が再燃して投資家が運用リスクを避ける可能性が高い。
景気敏感株を中心に売りが広がるだろう。高値圏での推移が続いたことで利益確定売りも促しやすい。日経平均は前日終値を300円程度下回る2万2600円近辺まで下値余地があるとの見方がある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所終値比230円安の2万2720円だった。朝方はこの水準を意識して始まりそうだ。
円相場はリスク回避の円買いで1ドル=108円前後と円高・ドル安方向で推移しており、採算悪化を懸念して輸出関連株を中心に売られる展開となるだろう。
日程では、8時30分に総務省が9月の失業率、厚生労働省が9月の有効求人倍率を公表する。取引終了後には年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が7~9月期の運用状況を公表する。東証マザーズ市場に婦人靴を企画・販売するダブルエー(7683)が新規上場する。
海外では10月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、10月の米雇用統計などが発表される。
【好材料銘柄】
■アイティメディア <2148>
今期最終を15%上方修正・4期ぶり最高益、配当も1円増額。
■インフォマート <2492>
12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。1-9月期(3Q累計)経常が26%増益で着地。
■TAC <4319>
上期経常を一転47%増益に上方修正。
■テクノホライゾン・ホールディングス <6629>
上期経常が2.5倍増益で着地・7-9月期も3.2倍増益。
■クリナップ <7955>
20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を従来予想の3.3億円の黒字→22.5億円の黒字(前年同期は10.9億円の赤字)に6.8倍上方修正した。
■アイドママーケティングコミュニケーション <9466>
上期経常が5%増益で着地・7-9月期も32%増益。中国・アリババグループのパートナー企業であるSunparl社と資本提携。
■インプレスホールディングス <9479>
上期経常を85%上方修正、通期も増額。
■メンバーズ <2130>
上期税引き前は61%増益で上振れ着地。
■ウェルネット <2428>
7-9月期(1Q)経常は54%増益で着地。
■カーメイト <7297>
上期経常が5.7倍増益で着地・7-9月期も2.8倍増益。
■ノジマ <7419>
上期経常は23%増益で上振れ着地、今期配当を4円増額修正。発行済み株式数(自社株を除く)の1.98%にあたる100万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。
■カッパ・クリエイト <7421>
今期経常を20%上方修正。
■ゴールドクレスト <8871>
今期経常を23%上方修正。
■SGホールディングス <9143>
今期経常を6%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
1(金)
9月完全失業率(8:30)
9月有効求人倍率(8:30)
10月新車販売台数(14:00)
10月軽自動車新車販売台数(14:00)
《決算発表》
伊藤忠、住友商、KDDI、NTTデータ、太陽HD、帝人、三洋化、双日、キッコーマン、レンゴー、三菱ケミHD、ダイセル、サンゲツ、大和工、オカムラ、相鉄HD、手間イラズ、日清オイリオ、ハウス食G、ジョイ本田、TIS、アイカ工、宇部興、オンコリス、ZHD、ISID、コニカミノルタ、日本製鉄、住友電、三井海洋、サトーHD、理想科、アズビル、メガチップス、IHI、三菱食品、リコー、ヤマハ、八十二、阪急阪神、レノバ、ミライトHD、三菱総研、ゼリア新薬、ヒロセ電、長瀬産、FJネクスト、TKC、IDEC
【海外】
ラガルド氏がECB総裁へ就任
米10月雇用統計(21:30)
米10月ISM製造業景気指数(23:00)
米 9月建設支出(23:00)
《米決算発表》
エクソンモービル、AIG、シェブロン、シーゲート・テクノロジー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
