【寄り付き概況】
17日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比211円84銭安の2万7484円60銭。
前日の米株式市場は、NYダウが431ドル安と大幅反落。米1月卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回る上昇となり、米利上げ継続への警戒感が強まった。
米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も売り先行で始まった。また、為替は1ドル=134円10銭前後の円安で推移している。
2月1日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げを主張していたとも伝わっており、東京市場ではエムスリーやサイバーなどグロース(成長)株に売りが先行している。
日経平均は前日に約2カ月ぶりの高値水準を付けており、利益確定や戻り待ちの売りが出やすい面もある。前日に約2カ月半ぶりに2000台を回復した東証株価指数(TOPIX)も反落している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種が高く、値上がりはゴム製品、鉄鋼、海運など。値下がり上位に鉱業、精密、電気機器、サービス、証券、機械など。
個別では、SUMCOや太陽誘電が下落している。オークマやキーエンスも安い。半面、ブリヂストンが上昇。Jフロントや高島屋が買われている。
