【寄り付き概況】
7日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比156円71銭安の3万2551円77銭。
前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大引けはプラス圏で引けたものの、取引時間中は下げに転じる場面もあった。FRBによる金融引き締め長期化への警戒感は大きく後退しているが、目先は短期間で急上昇した反動が意識されている。
東京株式市場でも前日まで日経平均は4連騰で計2000円あまりも水準を切り上げていることで、目先高値警戒感からの利益確定売りが出やすい局面。ただ、下値では押し目買いが入り底堅さを発揮する可能性があるだろう。
売り一巡後は底堅い動きとなっている。円相場が1ドル=150円ちょうど近辺と前日夕に比べて円安・ドル高基調にあり、輸出関連株の支えになっている。6日の米株式相場の上昇も支援材料。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
個別では、京王やJFE、味の素、帝人が下落している。一方、日立造や伊藤忠、コニカミノル、大林組が上昇している。
