【寄り付き概況】
31日午前の日経平均株価は、前営業日比267円49銭安の2万7928円09銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、17.28ポイント安の1951.10で始まった。
昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京株式市場の株価の重しとなった。
また、昨日、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が金融引き締めを来年まで続けると述べたと伝えられたことなどもあり、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが長期化するとの見方が継続し、買い手控え要因となった。
一方、昨日の日経平均が堅調な展開となったことから、日本株の下値は堅いとの見方があり、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均はやや下げ幅を縮めている。
前日に比べ220円程度安い2万7900円台後半で推移している。、日本でも幅広い銘柄に売りが先行している。前日に上げが目立った鉱業株や石油株の下げがきつい。
ただ、円安・ドル高基調などで米国株に比べた日本株の底堅さを指摘する声もあり、売り一巡後はやや下げ渋っている。
個別では、ファストリ、東エレク、信越化、ファナックが安い。一方、京セラ、SUBARU、電通グループが上げている。
