【寄り付き概況】
9日の日経平均株価は、前週末比298円24銭安の2万6705円32銭と大幅反落してスタート。
前週末の米国株市場は4月の雇用統計発表を受けた米長期金利上昇を嫌気して、主要株価指数が揃って軟調な値動きとなり、ナスダック総合株価指数は年初来安値を更新、相対的にも下落率の大きさが目立った。これを受けて東京株式市場でも、リスク回避の売り圧力が意識される状況にある。
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=130円台の後半(前週末6日は1ドル=130円51-53銭)、1ユーロ=137円台の後半(同137円29-33銭)で取引されている。
ドル高・円安が顕著となっていることで輸出株セクターには追い風要因となるが、企業のコスト上昇懸念が業績に与える影響も警戒されている。
取引時間中は中国などアジア株市場の動向や米株価指数先物の値動きなどに左右されそうだ。
