【寄り付き概況】
11日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比108円86銭安の1万9758円26銭だった。一時、下げ幅は200円を超えた。
前日のNYダウ、ナスダック総合指数などの主要株指数がいずれも急反発に転じたことで、外部環境は追い風。トランプ米政権が検討する景気対策への期待感や、国内でも財政出動への期待が強まっている。
ただ、新型コロナウイルスの感染については今のところ収束の動きが見られず、経済への影響を警戒する見方から戻り売り圧力も強い。一時1ドル=105円台まで進んだ円安も、足もとは再び円が買われており株式市場全般にも気迷いが生じている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、13業種が高く、値上がり上位に水産、鉱業、その他金融など。 値下がりで目立つのは保険、医薬品、情報通信など。
個別では、ソニー、東エレク、アドバンテス、信越化、TDK、日本電産が値を下げ、ソフトバンクG、ファーストリテ、任天堂も軟調。また、武田、アステラス薬、第一三共が売られ、NTT、KDDI、NTTドコモも値を消している。
半面、トヨタ、日産自、SUBARU、横浜ゴム、ブリヂストンが買われ、大和証G、野村、JAL、ANAが堅調で、帝人、東レ、旭化成値上がりしている。
人気は北越(3865)、明豊ファシ(1717)、T&G(4331)、シグマクシ(6088)、荏原実(6328)、ジャパンマテ(6055)、アドベンチャー(6030)、シマノ(7309)、プレシジョン(7707)、インパクト(6067)、恵和(4251)、雪印メグ(2270)、ステラ(4109)、フルヤ(7826)、カーブス(7085)。
