【寄り付き概況】
21日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比188円28銭安の3万3200円63銭。
前日の欧州株市場が全面安に近い状況だったほか、3連休明けとなった米国株市場でもNYダウが一時380ドル安と大きく下値を探る展開となったことで、東京株式市場でもリスク回避ムードが強まった。
米国ではパウエルFRB議長の米下院での議会証言を控え、FRBによる金融引き締めが長期化することへの警戒感が株式市場の上値を重くしており、前日に下値抵抗力を発揮した日経平均もきょうは改めて利益確定売り圧力が意識される状況になっている。
外国為替市場でドル安・円高方向に振れていることも買い手控え感を助長し、米株価指数先物の動向や中国、香港株などアジア株市場の動きにも神経質な地合いとなることが予想される。
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
総合商社株やトヨタ、ソニーGなどの主力銘柄への売りが目立っている。
個別では、リコー、信越化、楽天グループは安い。一方、サイバー、資生堂、ソフトバンクグループ(SBG)は高い。
