【寄り付き概況】
14日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比251円10銭安の3万7712円87銭。
前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大きく売られる地合いとなり、ダウの下落幅は一時700ドルを超える場面があった。
注目された1月の米消費者物価指数(CPI)が事前予想を上回る強い内容で、FRBによる早期利下げへの期待が剥落し、米長期金利の上昇を嫌気する形でハイテク株をはじめ広範囲に売りがかさんだ。これを受けて東京株式市場でも主力株を中心に幅広いセクターの銘柄が値を下げる展開を強いられている。
短期的な過熱感もあり、きょうは幅広い銘柄に利益確定売りが出ている。
日経平均は前日に1000円を超える急伸をみせていたことで、その反動も出やすいタイミングにある。
一方、日米金利差拡大を背景に外国為替市場では大きく円安に振れており、これが下値を支える材料となる可能性もあるだろう。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やリクルートが安い。SMC、ファナック、HOYAも売られている。一方、スクリンや出光興産、サッポロHDは高い。
