反落スタート、米株安や円高が重荷

【寄り付き概況】

​25日午前の東京株式市場の日経平均株価は、前営業日比216円89銭安の2万7697円77銭で始まった。

東証株価指数(TOPIX)は、11.34ポイント安の1944.63で始まった。
外国為替市場で円高・ドル安が進んだことも輸出関連銘柄の重荷となっている。下げ幅は200円を超える場面がある。
 
前週末の米国株市場ではNYダウなど主要株価3指数が揃って下落、ハイテク株への売りがかさんだことでナスダック総合株価指数の下げが大きくなった。
 
発表された7月の米PMIなどの経済指標を受けて景気後退への懸念が売りを誘った。
 
東京株式市場でもこれを受けて目先リスクオフの流れが波及している。前日まで日経平均は7営業日続伸で、この間に1500円以上も上昇をみせていたこともあり、利益確定の売りが出やすくなっている。
 
主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.5%ほど下落した。東京株式市場でも東エレクなど値がさの半導体関連銘柄に売りが出て、指数を押し下げている。
 
外国為替市場で円相場が1ドル=136円台まで円高・ドル安が進んだ。輸出採算の改善に歯止めがかかるとの思惑から、自動車や機械など輸出関連銘柄の一部に売りが出ている。
 
 
個別では、リクルートやエムスリーが下落。エーザイや安川電、KDDIも売られている。
 
一方、積ハウスや住友不が上昇。三越伊勢丹やJR東海も高い。
 
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