【寄り付き概況】
23日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比300円10銭安の2万6207円77銭。
前日の米株式市場は、NYダウは348ドル安と大幅反落。マイクロン・テクノロジーの業績が予想を下回ったことから、半導体関連株などを中心にハイテク株が売られた。
フィラデルフィア半導体株指数は4.2%安となった。東京株式市場でも東エレクやアドテストなど半導体関連の下げが目立つ。
米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も値を下げて始まった。為替は1ドル=132円30銭前後で推移している。
総務省が朝方発表した11月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.7%上昇した。伸び率は市場予想に一致したため、株式相場への影響は限られている。
東証株価指数(TOPIX)は反落して始まった。
寄り付き時点で業種別では33業種中、4業種が高く、値上がりは電力・ガス、銀行、保険、石油。値下がり上位に輸送用機器、機械、電気機器、非鉄、精密機器など。
個別では、ファストリとファナックが下げている。トヨタが安く、ホンダは年初来安値を更新した。一方、MS&ADや三菱UFJなど金融株は買われている。
