反落スタート、米株安で売り先行

【寄り付き概況】

2日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比312円52銭安の2万6532円20銭。その後は下げ幅が400円を超える場面があった。
 
足もと再びマーケット心理が弱気に傾いている。ウクライナ情勢が一段と悪化するなか、前日の欧州株市場は全面安となり、ドイツやフランスなど主要国の株価指数が4%近い急落となった。
米国株市場でもNYダウが600ドル近い下げをみせるなどリスクオフムードが強まっている。原油価格の急騰によるインフレ警戒感の高まりが市場のセンチメント悪化を助長しており、足もと日経平均は大きく下値を試す展開となっている。前場後半以降はアジア株市場の動向などにも影響を受けそうだ。また、米株価指数先物を横にらみに上下にボラティリティの高い地合いが想定される。
 
投資家のリスク回避姿勢が強まるなかで株から債券へ資金を移す動きもみられ、前日の米市場では米長期金利が低下し、利ざや悪化の思惑から銀行など金融株に売りが広がった。東京市場でも保険や銀行の下げが目立っている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は下落している。
 
個別では、T&Dや三菱UFJが下落している。ファナック、東エレク、ダイキン、ファストリも安い。一方、ソフトバンクグループ(SBG)、ネクソン、エムスリーが高い。

 

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