反落スタート、米株安で売り先行

【寄り付き概況】
 

8日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比443円83銭安の3万4645円79銭。
 
東京株式市場は強弱観対立のなかも売り優勢でスタートした。前日の米国株市場では主要株価指数が揃って高く始まったものの、その後に軟化する展開となり、NYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも下落する展開となった。東京株式市場では前日に日経平均が続伸したが上下に不安定な地合いで、依然として方向感が見えにくい状況が続いている。
 
足もと外国為替市場でひと頃よりドル高・円安に押し戻されていることはプラス材料だが、目先的には短期筋の利食いや戻り売り圧力が上値を押さえる展開が想定されるだろう。
 
日経平均を対象としたオプション価格から算出する日経平均ボラティリティーインデックス(VI)は40台程度まで低下したが、投資家の不安心理が高まる目安とされる20をなお上回る。
 
市場では「本来なら企業決算を経て銘柄を選別する動きが活発になる局面だが、相場変動が落ち着くまでは買いを入れづらい」との声が聞かれた。

東証株価指数(TOPIX)も反落している。

個別では、日東電やTDKなどの電子部品株が売られたほか、第一三共や中外薬などの医薬品株も下落した。一方、ニトリHDやアサヒが買われ、リクルートも上昇している。

 

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