【寄り付き概況】
17日午前の日経平均株価は、前営業日比305円74銭安の2万6785円02銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、16.96ポイント安の1881.23で始まった。
前週末の米国株市場ではNYダウが400ドル超の下落で3万ドル大台を再び割り込んだが、ナスダック総合株価指数の下落率は3%を超えダウを大きく上回った。
半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は、約4.5%の急落に見舞われた。東京株式市場でもこの地合いを引き継ぎ、半導体関連などを中心にリスク回避目的の売りがかさむ展開となっている。
ファストリや東エレクなど値がさ株の下落が日経平均を押し下げている。
一方、米10年債利回りが4%台に乗せ、日米金利差を背景に外国為替市場ではドル高・円安が急速に進んだ。これは自動車セクターやインバウンド関連には追い風材料となるが、これらが全体相場を支える展開は見込みにくいだろう。
日経平均は前週末に800円超上昇した後とあって、短期筋の売りも出やすくなっている。一方、百貨店株や陸運株、海運株には買いが入り、相場の下値を支えている。
個別では、信越化、テルモ、エムスリーが安い。一方、コナミG、三越伊勢丹、JR東海が高い。
