【寄り付き概況】
13日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比225円09銭安の3万9624円05銭。
前日の米株式市場では、NYダウは234ドル安と6日続落。ハイテク株などに利益確定売りが膨らんだ。米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も売り先行でスタートした。為替は1ドル=152円70銭前後で推移している。
日経平均は前日、取引時間中として10月15日以来およそ2カ月ぶりに心理的節目の4万円を上回る場面があった。このところ一方的な上昇が続いてきたなか、週末とあっていったん利益確定を急ぐ動きが出やすくなっているようだ。
欧州では欧州中央銀行(ECB)が12日、3会合連続となる0.25%の利下げを決め、ドイツ株価指数(DAX)は過去最高値を更新した。来週17〜18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では米連邦準備理事会(FRB)が0.25%の利下げに踏み切るとの観測も強く、主要国で相次ぐ利下げの動きは引き続き日本株の支えとなっている。
日銀が13日発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、前回9月調査(プラス13)から小幅改善となるプラス14だった。市場では「若干強いという程度なので、相場に影響を与えるほどの材料にはなっていないようだ」との声が聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
個別では、リクルートやファストリ、ソニーGが下落している。一方、コナミGやフジクラ、三井不が上昇している。
