【寄り付き概況】
5日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比176円38銭安の2万8111円04銭。
前日の米国株市場では幅広く売りが優勢となり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落した。発表された2月の米雇用動態調査で市場コンセンサスを上回る求人件数の減少を受け、米景気減速への警戒感が売りを誘発した。
これを受け東京株式市場でも主力株をはじめ広範囲に売りが優勢となっている。日経平均は前日まで3日続伸し強気優勢に傾いていたが、きょうは米株安などを受け利益確定の売り圧力が表面化している。
今週末に3月の米雇用統計発表を控えており、この結果を見極めたいとの思惑も買い手控え感を助長しやすい。
東証株価指数(TOPIX)も反落して始まった。
個別では、、ファストリが安い。東エレクやファナック、ダイキンも売られた。一方、欧州自動車大手と電気自動車(EV)用電池工場の建設を巡って協議していると伝わったパナHDが高い。川崎汽や武田も買われた。
