反落スタート、米株安が重荷に

【寄り付き概況】

27日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比386円97銭安の2万6313円14銭。
 
足もとリスク回避の動きが加速している。前日の米国株市場ではNYダウが800ドル超の下げをみせるなど主要株価3指数が揃って大きく売り込まれる展開となった。
ナスダック総合株価指数は500ポイントを超える下げで下落率は4%近くに達し、年初来安値を更新した。
 
中国の都市封鎖拡大の可能性が高まり、世界景気の減速やサプライチェーン(供給網)が混乱するとの懸念が強まった。26日に決算発表したネット検索のアルファベットが時間外取引で大幅安になったことも投資家心理の悪化につながっている。
 
東京株式市場でも波乱安となった米株市場を引き継ぐ形で、主力株をはじめ幅広い銘柄に売りがかさむ状況にある。
 
東証株価指数(TOPIX)も反落。値がさのファストリやソフトバンクグループ(SBG)が売られている。前日に決算発表したファナックも大幅安となっている。一方、東京海上やアサヒは高い。

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