【寄り付き概況】
18日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比6円48銭安の3万2033円81銭。
前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じてプラス圏で引けたものの、米国株市場ではNYダウとナスダック総合株価指数の値動きが高安まちまちとなった。9月の米小売売上高が事前予想を上回り、消費関連株が買われる一方で米長期金利の上昇がハイテク株には重荷となっている。また、対中半導体輸出規制の強化が発表され、これを受け半導体関連株に逆風材料となった。
東京株式市場では日経平均3万2000円大台近辺では押し目買い意欲が活発で下値抵抗力を発揮するが、上値では戻り売り圧力も強い。為替市場での円安傾向は追い風ながら、中東リスクを横にらみに神経質な値動きが続きそうだ。
東証株価指数(TOPIX)は小動き。
個別では、アドテスト、東エレク、第一三共、中外薬が安い。一方、三井物など景気敏感株の一角が買われている。三菱商も高い。金利上昇が追い風になりやすい三菱UFJなど銀行株にも買いが入っている。
