反落スタート、米ダウ平均の下落を受け

【寄り付き概況】
 

17日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前週末比373円58銭安の3万8440円98銭。
 
主力銘柄中心にリスク回避の動きで日経平均株価は下値模索の展開を強いられている。前週末は欧州株市場が政局不安からほぼ全面安商状となり、米国株市場もこの影響が及び主力銘柄などの上値を押さえた。米国では発表された経済指標を受け個人消費の減速を警戒する動きも重荷となった
ナスダック総合株価指数は上値追い態勢が続き、連日の最高値更新と気を吐いているが、最近の東京株式市場はナスダック市場との連動性が薄れており、目先はポジション調整の売りが優勢。取引時間中は外国為替市場の動向などにも左右され、不安定な値動きが想定されるだろう。
 
日銀の植田和男総裁は14日の金融政策決定会合後の記者会見で、長期国債の買い入れ減額について「相応の規模になる」と述べた。日銀の金融政策を巡る不透明感も改めて意識され、相場の重荷になっている。
 
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
 
個別では、日経平均への寄与度が高い東エレクやファストリが売られている。ファナックやダイキン、トヨタも安い。一方、花王やアサヒなどディフェンシブ関連の一角が上げている。千葉銀も高い。
 
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