反落スタート、米インフレ加速など警戒

【寄り付き概況】

 
11日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比195円37銭安の2万5495円03銭。
 
前日の米株式市場は、NYダウが112ドル安と反落。米2月消費者物価指数(CPI)が40年ぶりの上昇となったほか、ウクライナ情勢への警戒感から売りが先行した。
米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も値を下げて始まった。また、為替は1ドル=116円10銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。
 
ロシアのウクライナ侵攻に伴う供給不安の強まりで、先行きもさらなるインフレ加速が見込まれる。米長期金利の上昇で米ハイテク株を中心に売られた流れを引き継いで、東京株式市場でもアドテストや村田製などが売り優勢となっている。
 
株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)の算出に絡む現物株売買もあった。QUICKの試算によるとSQ値は2万5457円94銭だった。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はいずれも反落している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、3業種が高く、値上がりは鉱業、海運、卸売り。値下がり上位に輸送用機器、繊維、空運、不動産、機械、食品など。
 
個別では、トヨタや日産自など自動車株の下げが目立っている。ソフトバンクグループ(SBG)やZHDも下落。半面、INPEXや大平金が高い。川崎汽や郵船も買われている。

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