反落スタート、欧米株安でリスク回避

【寄り付き概況】

12日午前の東京株式市場の日経平均株価は、前営業日比111円30銭安の2万6701円00銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、6.98ポイント安の1907.68で始まった。
 
前週後半から戻り足を強めていた日経平均だったが、きょうは幅広い銘柄に売りが広がっている。前日の欧州株市場は、天然ガスのパイプライン停止による景気への悪影響が懸念されほぼ全面安となったほか、米国株市場でもハイテク株中心に目先利益確定の売りが目立つ展開だった。これを受けて東京株式市場でも買い手控えムードが強い。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=137円台の前半(11日は1ドル=136円80-82銭)、1ユーロ=138円前後(同138円32-36銭)で取引されている。
 
外国為替市場で円安が急速に進んだことは輸出セクターにとって追い風材料だが、一方で輸入コスト増大に伴う企業業績への影響も警戒される。中国のゼロコロナ政策を背景とした経済活動への影響も投資家心理を冷やし、株価の上値を重くする材料となるだろう。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次