【寄り付き概況】
28日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比446円74銭安の3万2444円42銭。
日本経済新聞が「日銀は28日に開く金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の修正案を議論する」と報道。日銀の金融政策修正が警戒されるなか、日経平均株価は大幅安でスタートした。為替も1ドル=138円後半へ急激な円高が進んでいる。
米長期金利の上昇を背景に、27日の米株式市場では米ダウ工業株30種平均が14営業日ぶりに反落した。28日朝の外国為替市場では円相場が1ドル=139円ちょうど近辺と円高・ドル安に振れており、自動車など輸出関連株の下げが目立つ。
寄り付き時点で業種別では33業種中、2業種が高く、値上がりは銀行と保険のみ。値下がり上位に電力・ガス、建設、鉄鋼、不動産など。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
個別では、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)が下落している。富士通やエムスリーも安い。
一方、三菱UFJなど銀行株は上昇している。日清粉Gや富士電機も高い。
