【寄り付き概況】
9日の日経平均株価は、前日比33円30銭安の2万8827円32銭と3日ぶりに反落してスタート
前日の米国株市場では、新型コロナウイルスのオミクロン株に対する懸念後退を背景にリスクを取る動きが継続し、主要3指数はいずれも続伸したがNYダウの上げ幅はわずかにとどまった。直近の急騰の反動で目先の利益を確定する目的の売りが上値を押さえている。東京株式市場でも前日までの2営業日で日経平均は900円以上の上昇を示しており、きょうは積極的に上値を買い進む動きは見込みにくい面もあるだろう。
あす10日がメジャーSQ算出日にあたるほか、日本時間の同日夜に発表予定の11月の米CPIの結果を確認したいとの思惑もあり、2万9000円大台近辺では足もとポジション調整の売り圧力が意識されそうだ。
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=113円台の半ば(8日は1ドル=113円40-41銭)、1ユーロ=128円台の後半(同127円97銭-128円01銭)で取引されている。
