【寄り付き概況】
1日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比98円19銭安の3万2521円15銭。
前日の米株式市場は、NYダウが168ドル安と5日ぶりに反落。ナスダック指数は上昇と高安まちまちだったが、今晩の米雇用統計の発表を前に利益確定売りが優勢となった。
この日の東京株式市場も前日までの4日間で日経平均株価が1000円近く上昇していたこともあり、利益確定売りが先行する展開となっている。また、為替は1ドル=145円40銭前後と前日夕方に比べ円高で推移している。
市場では「米国のインフレが落ち着いてきた印象で株式相場にはプラスだ」との見方がある。米長期金利の低下を背景に前日の米ハイテク株は総じて堅調だったとあって、東京市場でもハイテク株の一角が買われ、相場の下値を支えている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、18業種が高く、値上がりは鉱業、証券、鉄鋼、銀行など。値下がり上位に紙パ、輸送用機器、陸運、医薬品、空運など。
東証株価指数(TOPIX)は朝安後上げに転じた。
個別では、ファーストリテイリングやソフトバンクグループ(SBG)、ヤマトHDが下げた。一方、ダイキンや神戸鋼、千葉銀は上げた。
