反落スタート、利益確定売り優勢

【寄り付き概況】

19日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比38円99銭安の2万8619円84銭。

前日の欧州株市場はほぼ全面高に買われたが、米国株市場では終始上値の重い展開で、NYダウ、ナスダック総合株価指数はいずれもわずかながらマイナス圏で引けている。米大手金融機関の決算はまちまちの結果で手掛かり材料とはならず、方向感の定まらない動きに終始した。

東京株式市場ではここ上昇基調の強い地合いが続き、日経平均は前日まで8連騰で年初来高値更新も果たしたが、足もとではスピード警戒感からの利益確定売りも出やすいタイミングにある。目先手掛かり材料難で狭いゾーンでのもみ合いが予想される。

円相場が1ドル=134円近辺で小動きとなっており、日本株の持ち高を売りに傾けるほどではないとの見方もある。市場では「米景気の減速懸念も足元では和らいでおり、個別で材料が出た銘柄を拾っていきたい」との声が出ている。

東証株価指数(TOPIX)も小動きとなっている。

個別では、ニデックやTDKが安い。三越伊勢丹や高島屋が下げた。一方、アドテストやスクリンが上げた。東京海上やT&Dが高い。

 

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