反落スタート、利益確定売りで

【寄り付き概況】

7日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比122円47銭安の3万3118円55銭。

前日の欧州株市場が総じて軟調だったほか、米国株市場でも米長期金利の上昇を背景にNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落基調が続いたことで、東京株式市場でも目先利益確定売りが先行する展開となっている。日経平均株価は前日まで8連騰していたこともあり過熱感が意識されやすい。

あすのメジャーSQ算出を前に先物主導で不安定な値動きも想定される。また、WTI原油先物価格が9日続伸と記録的な連騰となっていることで、為替の円安と相まって国内での物価上昇圧力も警戒されそうだ。

米ハイテク株安の流れを引き継ぎ、半導体関連の一角に売りが出ている。

売り一巡後は底堅い動きとなっている。外国為替市場で円相場が1ドル=147円台後半の円安・ドル高水準にあることは、輸出採算の改善期待から主力株の支えだ。6日の米原油先物相場が上昇し一時1バレル88.08ドルと10カ月ぶりの高値を付けたとあって、東京株式市場でも石油関連株は小じっかりしている。

東証株価指数(TOPIX)は反落している。

個別では、ヤマトHDやニデック、オリンパスが下げた。一方、レゾナックや川重、鹿島は上げた。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次