【寄り付き概況】
2日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比242円90銭(0.86%)安の2万7983円18銭。その後下げ幅は300円を超える場面があった。 東証株価指数(TOPIX)は、17.12ポイント安の1969.34で始まった。
前日の米株式市場で、NYダウは下落。米11月ISM製造業景況感指数が49.0と節目である50を下回り景気の先行きに警戒感が高まった。また、為替市場では円高が進行した。
この流れを受けた東京株式市場も値を下げて始まった。
主要な半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も0.8%安となり、東京市場でも幅広い銘柄に運用リスクを回避する売りが出ている。
外国為替市場で円相場が1ドル=135円台まで円高・ドル安が進んでおり、輸出採算の改善期待の後退から自動車株の一角も安い。
寄り付き時点で業種別では33業種中、全業種が安く、値下がり上位はゴム、卸売り、精密、不動産、医薬品など。
個別では、第一三共が大きく下げ、住友商や伊藤忠、丸紅など商社株の一角が安い。半面、資生堂やシャープが上昇している。サイバーは大幅高となっている。
