反落スタート、円高を嫌気

【寄り付き概況】

 
4日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比220円49銭安の3万8702円54銭だった。
 
前日の欧州株市場では、今週開催されるECB理事会で利下げが行われる可能性が高いとの見方が追い風となり主要国の株価指数が総じて上昇したが、米国株市場ではNYダウが軟調な値動きとなった。エヌビディア<NVDA>が大幅高に買われたことでナスダック総合株価指数は高かったものの、高安まちまちの米株市場の地合いを受け、東京株式市場では目先利益確定の売りが先行している。日経平均は前日に大幅高となり、前週末と合わせ2営業で870円近く水準を切り上げており、目先その反動で上値が重い。
 
今週は週末の米雇用統計をはじめ米国の主要経済指標が相次ぐことで足もと慎重なムードも漂う。
 
自動車などの量産に必要な認証「型式指定」の認証試験で、不正行為が見つかったと発表したことを受け、ホンダやトヨタなどが売られている。
 
東証株価指数(TOPIX)は下落で始まった後、上昇に転じる場面もある。三菱UFJや三井住友FGには前日に続き買いが入っている。
 
個別では、ファストリや日東電が下落している。一方、リクルートやソニーGが上昇している。
 
 
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