反落スタート、円高で売り先行

【寄り付き概況】
 

26日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前週末比207円86銭安の3万8156円41銭。
強弱観対立のなかも足もとでは売り優勢の地合いとなっている。前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも高く、ダウは一時7月17日につけた史上最高値を上回る場面もあった。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演内容がハト派的な内容で、これをポジティブ視する買いが全体相場を押し上げた。
 
FRBが9月のFOMCで利下げを実施することはほぼ確実視される状況となっており、米株高でリスク許容度の高まった海外投資家の買いが、東京株式市場にも入りやすいタイミングにある。
 
ただ、外国為替市場では米長期金利の低下を背景に円高方向に振れており、これがハイテクセクターなどを中心に上値を重くしている。
 
半導体関連やトヨタをはじめ自動車株への売りが目立つ。
 
東証株価指数(TOPIX)は下落している。
 
個別では、アドテスト、TDK、中外薬、リクルートが安い。一方、ファストリ、ニトリHD、信越化、レーザーテクが高い。

 

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