【寄り付き概況】
20日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比92円68銭安の3万2803円35銭。
前日の米国株市場では景気敏感株中心に投資資金が流入し、NYダウは8日続伸と上値指向が続いた。各種景気指標から米景気減速に対する懸念が後退しているのに加え、FRBによる金融引き締め策の打ち止めが意識されるなか、投資家心理が強気に傾いている。
米企業の4~6月期業績が総じて堅調な内容となっていることも安心感につながっているようだ。
これを受けて東京株式市場でもリスク選好の地合いが期待されるところだが、前日に日経平均は先物主導で引け際に水準を切り上げ400円超の上昇を示しており、きょうはその分だけ上値が重くなっている。
主要な半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1%ほど下落した。東京株式市場でも東エレクやアドテスト、SBGなどの指数寄与度の高いハイテク関連株の下落が目立つ。
東証株価指数(TOPIX)は小動き。
個別では、エーザイ、サイバー、エムスリーが安い。一方、SUBARU、大成建、日本製鉄が高い。
