反落スタート、ダウ下落が重荷

【寄り付き概況】

 

30日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前週末比328円21銭(1.05%)安の3万0663円48銭。
 
日経平均は前週末に400円近い反発をみせたが、きょうは再びリスク回避ムードの強い地合いとなり大きく下値を探る展開でスタートした。
 
前週末の米国株市場では景気敏感株を中心に売りがかさみNYダウが大幅安で3日続落、下げ止まる気配をみせず3月以来の安値圏で引けた。中東情勢の緊迫化が嫌気され、足もとで原油市況が急反発したこともインフレ懸念や企業業績への影響を警戒する動きにつながっている。東京株式市場でもこれを受けて市場のセンチメントが悪化、主力株をはじめ幅広い銘柄に売りが広がっている。
 
一方、好決算を発表したアマゾン・ドット・コムが買われるなど、前週末の米市場でハイテク株が買われた流れを受けてアドテストなど半導体関連はしっかりとした値動きで、相場の下値を支えている。
 
東証株価指数(TOPIX)、JPXプライム150指数はともに下落している。
 
個別では、ファナックやニデックが年初来安値を付けた。コマツが大幅安。一方、日立が大幅上昇。ソニーGがしっかり。信越化が買われている。
 
 

 

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