反落で始まる、米株高安まちまちで

【寄り付き概況】

 
31日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比98円52銭安の2万7690円77銭。
30日の米株式市場では景気敏感株が売られ、NYダウ工業株30種平均は小幅に反落した。東京株式市場では前日に上昇が目立った鉄鋼や海運株に売りが出ている。下げ幅は100円を超えた。
 
米長期金利低下を背景に半導体関連などハイテク株に買いが流入し、ナスダック総合指数が最高値を更新したほか、S&P500指数も過去最高値を更新。しかし、金融株が軟調でNYダウは小幅反落したことから、きょうの東京株式市場も景気敏感セクターを中心に気迷いムードを強いられている。
新型コロナウイルスのデルタ株については感染者数の増加が若干下火となっているものの、引き続き緊急事態宣言下で経済への影響が警戒されている。きょうは名実ともに8月相場の最終日となるが、日経平均は7月末まで11カ月連続で月末の株価がマイナス圏で引けており、きょうもそのアノマリーが意識される。
 
業種別では、JAL 、ANAなどの空運株や、JR東日本、JR東海などの鉄道株が下落。第一生命HD、東京海上などの保険株や、三井不、三菱地所などの不動産株も安い。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株も下げている。
 

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