反落で始まる、米株安で

【寄り付き概況】
 

26日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比367円00銭安の3万0902円92銭。
 
足もと投資家心理が悪化し、主力株をはじめ広範囲にリスク回避目的の売りがかさむ展開。日経平均株価は3万1000円大台を割り込んだ。
 
前日の米国株市場ではハイテク株中心に売り込まれ、ナスダック総合株価指数が300ポイントを超える下落となり、東京株式市場でもグロース(成長)株中心に見送りムードが強い。
 
米長期金利の上昇が市場のセンチメント悪化につながっており、前日に全体相場を牽引した半導体関連株もきょうは総じて売り込まれる展開で、全体指数の下げ圧力に反映されている。
 
主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数は4%強安で終え、東京株式市場でも東エレクやアドテストに売りが出て日経平均を下押ししている。
 
外国為替市場で円相場が一時1ドル=150円台前半の円安・ドル高水準で推移し、主力の自動車株の一部には底堅い動きもみられる。ただ、市場では「円安による業績の押し上げ効果は相当程度織り込みが進んでいる」との見方もある。
 
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
 
個別では、ルネサスやメルカリ、IHIが下げた。一方、大成建や大ガス、イオンは上げた。

 

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