反落でスタート、利益確定売り先行

【寄り付き概況】

16日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比27円09銭安の2万9749円71銭。
前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合指数ともに小幅ながらマイナス圏で引けた。朝方は高くスタートしたものの、その後は失速する形となった。ただ、下値を売り込む動きもなく下げ幅もわずかにとどまっている。
 
東京株式市場では企業の決算発表もほぼ終了し、買い手掛かり材料難のなか方向感が見極めにくい局面にある。日経平均は前日まで3日続伸と戻り歩調にあったが、3万円台手前では戻り売りが表面化し上値が重くなりがち。日本時間今晩に発表される10月の米小売売上高など、米国の経済指標を確認したいとの思惑も買い手控え要因となる。
 
米長期金利の上昇を受けて、東エレクやソフトバンクグループ(SBG)などに売りが出ている。一方、自動車や保険、空運などには相対的に買いが入りやすく、相場を支えている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小動き。
 
個別では、リクルート、オリンパス、ダイキンが安い。一方、第一三共、SUBARU、トヨタ、デンソーが高い。

 

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