反落、米株安受け利益確定売り先行

【寄り付き概況】

5日の日経平均株価は、前日比109円24銭安の2万1712円80銭と3日ぶりに反落してスタート。
前日の米国株市場では主要指数が下落、NYダウは後半下げ渋ったものの、一時400ドル以上の下げをみせるなど波乱含みの展開となった。目先は利益確定を急ぐ動きが顕在化している。東京株式市場でも日経平均は直近2日間で430円以上の上昇をみせ、東証1部の騰落レシオも過熱ゾーンに近い110%台となっていただけに、米株市場の地合いを引き継ぐ形で売りが優勢となっている。
中国ではきょうから全国人民代表大会が開幕、その内容にマーケットの視線が集まることになる。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、電力ガス、水産を除き安い。値下がりで目立つのは鉄鋼、石油、医薬品など。
 
個別では、武田が売られ、KDDI、NTTは軟調。電通、楽天、ZOZOは反落している。みずほFG、三井不は小安い。トヨタが甘く、ソニー、東エレク、ファナックは値を下げている。任天堂は続落している。
半面、キーエンス、HOYA、富士フイルム、キヤノンは堅調。ソフトバンクGが底堅く、ファーストリテは高い。資生堂、JT、サッポロHDは小幅に値を上げている。
 
ドイツ・バークレイズ・三菱・日興・アムロ・GS・モルスタ・みずほが売り越し。
TOPIX先物は野村・日興・大和・ナティクス・パリバ・GSが買い越し。
みずほ・シティ・モルスタ・クレディ・アムロ・ドイツ・UBSが売り越し。
 
テクニカル的には、寿スピ(2222)、アダストリア(2685)、旭化成(3407)、ザッパラス(3770)、三井化学(4183)、竹本容器(4248)、武田薬(4502)、アステラス(4503)、サイボウズ(4773)、アジアパイル(5288)、オークマ(6103)、ソディック(6143)、東京機械(6335)、明電舎(6508)、ベイカレント(6532)、ルネサス(6723)、エレコム(6750)、島津(7701)、ノーリツ鋼機(7744)、グローブライド(7990)、Gウィン(8111)、東建物(8804)、富士急(9010)、サカイ引越(9039)、空港ビル(9706)、SCSK(9719)が動兆。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次