反落、米株安受け利益確定売り優勢

14日午前の日経平均株価は反落した。午前の終値は前日比191円47銭安の2万2593円27銭だった。東証株価指数(TOPIX)は7.53ポイント安の1565.49と、ともに軟調。
 
前日のNYダウ工業株30種平均が一時500ドル超上昇するなど中盤まで堅調だった。しかし、新型コロナの感染拡大を受けてカリフォルニア州がバーやレストランの屋内営業を再び禁止したことで相場の地合いは一変した。
ハイテク株が多いナスダック総合指数は2%強下落して終わり、東京株式市場も米国の弱い地合いを引き継いだ。ナスダックの弱さが目立ったことで値がさの半導体株が売られ、国内の主力株にも売りが波及した。
 
市場からは「カリフォルニア州でのレストラン屋内営業禁止や米ハイテク株売りが気になるが、きのうの大幅上昇の反動にしては頑張っている方だ。下値が堅いということだが、国内決算を控えてやりづらい面もある」との声が聞かれた。
 
東証1部の出来高は5億2419万株、売買代金は9551億円。騰落銘柄数は値上がり693銘柄、値下がり1377銘柄、変わらず100銘柄。
 


業種別株価指数(33業種)は、水産・農林業、鉱業、サービス業、その他製品などが下落した。上昇は不動産業、証券・商品先物業など。
 
個別では、ソフトバンクG、ファーストリテが値を下げ、エムスリーは大幅反落。三井住友、武田、サカタタネ、国際帝石、商船三井は売られた。任天堂が安く、トヨタ、ソニー、東エレク、レーザーテックも下落した。
 
半面、日本電産が買われ、キヤノン、信越化は堅調。三井不、三菱UFJ、オリックス、野村が値を上げた。NTTは小幅高だった。
 
 東証2部株価指数は前日比26.00ポイント安の6585.26ポイントと反落した。
出来高8516万株。値上がり銘柄数は146、値下がり銘柄数は230となった。
 
個別では、アライドテレシスホールディングス、ツインバード工業、GMOペパボ、アサヒ衛陶、ユーピーアールが売られた。
 
一方、日本抵抗器製作所、ハリマ共和物産が年初来高値を更新。リード、タクミナ、ネポン、コーアツ工業、アイケイが買われた。
 

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