【寄り付き概況】
4日午前の東京株式市場は、前日の米株安を映した売りが先行し、日経平均株価は前日比156円69銭安の2万8901円42銭と、3営業日ぶりに反落して始まった。
米国ではADP全米雇用リポートや米サプライマネジメント協会(ISM)の非製造業景況感指数など、良好な経済指標の発表が続いた。米連邦準備理事会(FRB)による量的金融緩和の縮小(テーパーリング)が早期に行われるとの観測から、米長期金利が上がった。東京市場でも、高PER株が下げている。週末ということもあって持ち高調整の売りも出やすく、日経平均の下げ幅は200円を超えている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反落して始まった。
為替は1ドル=110円20銭前後と前日夕方に比べ円安が進んでいる。
寄り付き時点で業種別では33業種中、12業種が高く、値上がりは紙パ、輸送用機器、ゴム製品など。値下がり上位に空運、サービス、情報・通信、機械、不動産など。
個別では、エムスリーやソフトバンクグループ(SBG)が下げている。楽天グループ、ファナックも安い。ファストリも売られている。一方、トヨタは上昇し、上場来高値を更新した。マツダも買われている。味の素やJTも高い。
