【寄り付き概況】
24日午前の東京株式市場は、前日の米国市場でのナスダック総合指数安や日経225先物が節目の3万円を割り込んだことを受けて売りが優勢となり、日経平均株価は反落して始まった。
前日のNYダウは後半切り返して小幅ながら続伸歩調を維持したが、ナスダック総合指数は戻し切れず続落となった。米長期金利上昇への警戒感が根強いなか、NYダウは底堅い動きを示しているものの、割高なハイテク株への売り圧力が相場の重石となっている。
注目されたパウエルFRB議長の議会証言は金融緩和の長期化を示唆する内容でマーケット心理を下支えしたが、東京市場ではテクニカル的にやや過熱感があり、足もと値幅調整の流れにある。きょうは日経平均3万円大台を巡る攻防が予想される。
個別ではソフトバンクG、ダイキン、信越化が安く、ソニー、ファナック、東エレクもさえない。半面、トヨタ、ファーストリテ、日立が堅調となっている。
