反落、新型コロナ懸念で売り先行

【寄り付き概況】

26日午前の東京株式市場は、前日の米国株安を映して売りが先行。日経平均株価は前日比157円36銭安の2万8396円62銭と5営業日ぶりに反落して始まった。
 
日経平均は前日まで4日続伸していたこともあり、きょうは主力株中心に利益確定売りが先行している。
前日の米国株市場では、新型コロナワクチンの普及を背景に一段と経済活動正常化への期待が高まるなか、朝方は買いが先行したものの、その後は主要株3指数ともに値を消す展開となった。

ただ、米長期金利は1.5%台半ばまで水準を切り下げていることからハイテクセクターには根強い買いが入り、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)はプラスで引けている。ナスダック総合指数の下げもわずかにとどまっており、東京市場でも売り一巡後は半導体関連などを中心に下げ渋る可能性があるだろう。
国内には足もと買い材料が乏しく、新型コロナ感染拡大が警戒されるなか、緊急事態宣言が延長される可能性も高まっていることは上値を重くなりそうだ。

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