反落、戻り待ちの売り

【寄り付き概況】

3日の日経平均株価は5営業日ぶりに反落して始まった。始値は前日比202円64銭安の2万7330円96銭。
 
足もと強弱観対立のなか売り買いが交錯する展開となっている。前日の米国株市場ではアルファベット<GOOGL>が好決算を評価される形で大幅高となり、全体リスクオン相場を牽引した。
ただ、主要株指数は揃って上昇したもののナスダック総合株価指数の上げ幅などは限定的なものにとどまり、全般戻り売り圧力も意識される局面にある。
 
米メタプラットフォームズ(旧フェイスブック)が決算発表を受けて日本時間3日朝の時間外取引で20%超急落した。これを受け、主要なハイテク株で構成するナスダック100株価指数の先物「Eミニ・ナスダック100」の3月物が一時2%超える大幅な下落をしており、投資家心理を冷やしている。
個別株ベースでは本格化する企業決算を横にらみに明暗を分けやすく、決算発表を受けた主力銘柄の値動きなどが全体相場にも影響を与えそうだ。
 
東京株式市場では日経平均が前日までの4営業日で1300円以上も水準を切り上げていることから、足もとで利益確定売りの動きも出やすい。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反落している。
 
個別では、前日に2022年3月期通期業績の上方修正を発表したソニーGは一時8%超安となるなど、大幅下落している。ファストリ、パナソニックが大幅安。レーザーテクも売りが先行している。一方、板硝子が高い。東電HDも買われている。

 

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