日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比3円49銭安の3539円64銭だった。
25日の米国株安や為替の円高・ドル安で投資家心理が悪化した。
円高に加え、北朝鮮情勢の先行き不透明感も株安の要因となった。
市場では「短期売買する個人投資家が含み益のある銘柄を売った」(中堅証券)との見方が出ていた。
精密減速機メーカーで時価総額の大きいハーモニックが大幅安となり、指数を押し下げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で801億円、売買高は1億3622万株だった。値上がり銘柄数は274、値下がり銘柄数は386となった。
個別では、電気自動車(EV)関連として人気が高まっていた田中化研が下落した。幼児教育無償化の政策期待から上昇した幼児活動研も利益確定売りが出た。
アイビー化粧品がストップ安。イーサポートリンク、ニーズウェル、日本エマージェンシーアシスタンスは年初来安値を更新した。
一方、次世代高速コンピューターの量子コンピューター関連とされるYKTやニューテックがストップ高。NF回路には引き続き買いが入った。日本コンピュータ・ダイナミクス、コンセック、フューチャーベンチャーキャピタル、オービスが買われた。
きょうジャスダック市場に上場した寿屋(7809)は、9時59分に2650円の初値を付けた。公開価格(2000円)を33%上回った。一時、初値から13%高の2990円まで上昇した。終値は初値比6%高の2800円だった。
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