【寄り付き概況】
10日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比93円38銭安の2万9412円55銭。その後下げ幅を100円超に広げる場面もあった。中長期的な先高観の強さから下値ではすかさず押し目買いが入っている。
前日までの3営業日で1100円超上昇し、3万円の大台も視野に入れた展開となるなか、足元では高値警戒感が意識されている。前日のNYダウ工業株30種平均が小幅ながら7営業日ぶりに下落した流れもあって、利益確定売りが先行している。全体相場はやや買い疲れ感もみられる
主力の値がさ株やこのところ上昇が目立っていた鉱業や陸運などに売りが出ている。
個別ではきょう後場取引時間中に発表されるトヨタ自動車<7203>の決算発表が全体相場にも影響を与える可能性がある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は下落している。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)、ファストリ、東エレク、アドバンテス、ネクソン、中外薬が安い。富士通、オムロン、TDKがさえない。
一方、きのう決算発表のあったホンダが逆行高になっている。トヨタ、ファナック、ダイキン、エムスリーも高い。
