反落、利益確定売りが先行

【寄り付き概況】

3日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比55円75銭安の2万8890円39銭。
売り一巡後は上げに転じた。トヨタなど業績拡大期待の高い景気敏感株の一角が引き続き買われている。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均やハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が小幅に上昇したことも支援材料になっている。
 
前日の欧米株市場は総じて高く、独DAXは連日で過去最高値を更新したほか、米国株市場でも主要株3指数がいずれも上昇、NYダウは5日続伸となった。
ただ、上げ幅は小さく積極的にリスクを取る動きとはなっていない。日経平均は下値では押し目買い意欲が活発なものの、2万9000円近辺では戻り売りニーズの強さが意識されており、上値の重い展開が続いている。日本時間で明晩に予定される5月の米雇用統計の結果を見極めたいとの思惑もあり、足もとは持ち高を軽くする動きに押されやすいだろう。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。
 
個別ではソフトバンクグループ(SBG)やアドバンテストが高い。トヨタは上場来高値を更新した。JAL、ANAなどの空運株や、JR東日本、JR東海などの陸運株が上昇。
 
一方、ファストリやデンカは安い。東映イーブックなどが下落している。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次