21日の東京株式市場は反発後、堅調な展開となりそう。
欧米株はそろって上昇。政局が懸念されたドイツ株の上昇が安心感を誘い、買い先行でスタートするとみられる。
日経平均株価の予想レンジは、2万2200円-2万2500円を想定する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の半ばと円安に振れている。
円高方向への動きが落ち着いたことから、輸出関連の主力株を中心に、見直しの動きが進みそうだ。
ただ、米国では23日が感謝祭で休場となるほか、24日は短縮取引となることから、外国人投資家からの積極的な売買は期待しづらく、節目の2万2500円より上では戻り売りも予想されることから、高寄り後はこう着感の強い地合いになると考える。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所終値比220円高の2万2460円だった。
主要外国証券経由の注文動向は、売り310万株、買い940万株で、差し引き630万株の買い越し。買い越しは3営業日連続。金額も買い越し。売りセクターに、電機、機械、銀行、証券、ゴムなど。買いセクターに、商社、ゲーム、化学、ガラス、電機、銀行、食品、サービス、薬品、不動産など。
【好材料銘柄】
■ヤーマン <6630>
上期経常を一転43%増益に上方修正、通期も増額。
■マーケットエンタープライズ <3135>
国内最大級のネットオークション・フリマサービス「ヤフオク!」が開始する新買取サービス「カウマエニーク」において、ヤフー <4689> 、ブックオフコーポレーション <3313> と出張買取で連携。
■ソレイジア・ファーマ <4597>
スウェーデンPled社が開発するがん化学療法に伴う末梢神経障害を適応とする開発品「SP-04」について、日本、中国、韓国、台湾、香港、マカオでの開発事業化の独占的権利を導入する契約をPled社と結んだ。
【主な経済指標・スケジュール】
21(火)
9月全産業活動指数(13:30)
10月全国百貨店売上高
【海外】
米10月シカゴ連銀全米活動指数(22:30)
米10月中古住宅販売件数(11/22 0:00)
イエレンFRB議長講演
《米決算発表》
ロウズ、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、ジェイコブズ・エンジニアリング・グループ、セールスフォース・ドットコム、メドトロニック
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
