反発後、堅調な展開か。

16日の日経平均株価は反発後、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1700円-2万2000円。
きのう15日に続急落した反動や、現地15日の米国株式が続伸した動きから、買いが先行するとみられる。売り込まれていた半導体関連をはじめ、景気敏感株を中心に上昇が見込まれる。買い一巡後は、戻り待ちの売りが警戒されるが、終値で日経平均株価の200日移動平均線(15日時点で2万1755円)を上回ることができるか否かが注目されそう。
また、ロイター通信社は関係者の話として、米ポンペオ国務長官が今週、ハワイで中国の代表団と会談する見通しと報道。両国関係の改善期待が高まり、株価の下支えとなる場面もありそうだ。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(15日終値は107円35-36銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の半ば(同120円71-75銭)と円安方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比565円高の2万1915円だった。
 
きょうは日銀の金融政策決定会合の結果公表がある。現状の政策が維持され、金融・資本市場への影響も小さいとの見方が多い。黒田東彦総裁が午後に記者会見する予定。
米国では5月の小売売上高などの経済指標が発表される。パウエルFRB議長の米上院銀行委員会での証言も予定されている。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■第一カッター興業<1716>
今期経常を34%上方修正・2期ぶり最高益、配当も3円増額。
 
■ジェネレーションパス<3195>
5月売上高は前年同月比53.1%増と増収基調が続いた。
 
■レカム<3323>
マレーシア子会社がネオジャパン <3921> 子会社と業務提携し、グループウェア「desknet’s NEO」の営業協力を実施する。
 
■Abalance <3856>
感染症対策事業「光触媒ライフ」を新規に展開する。
 
■オンコリスバイオファーマ<4588>
核酸系逆転写酵素阻害剤「OBP-601」について、Transposon社と主に神経領域の開発に対する独占的ライセンス契約を締結。契約一時金とマイルストーン収入は総額330億円以上となる。
 
■ソレイジア・ファーマ<4597>
新規抗がん剤の開発品SP-02の末梢性T細胞リンパ腫を対象とする臨床試験で主要評価項目(抗腫瘍効果)を達成。
 
■SAMURAI&J PARTNERS <4764>
投資の体験版という位置づけのクラウドファンディング新サービスを開始。
 
■ハイアス・アンド・カンパニー <6192>
中期経営計画を策定。23年4月期に営業利益10億円(20年4月期実績は1.8億円)を目指す。
 
■コーア商事ホールディングス <9273>
東証が30日付で市場1部に指定する。
 
■ユーグレナ <2931>
新型コロナウイルス感染症に対する抗体を検査対象者が持っているかどうかを判別する検査系をリバネスと共同開発する。
 
■ディー・ディー・エス <3782>
和歌山県紀の川市の職員PCにおけるマイナンバーカードを活用したログオン認証に「多要素認証基盤 EVE MA」が採用。
 
■システム ディ <3804>
上期経常が61%増益で着地・2-4月期も13%増益。
 
■カイオム・バイオサイエンス <4583>
抗体作製技術ヒトADLibシステムに関する論文が国際的な学術誌「Cellular & Molecular Immunology」に掲載。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】

16(火)
【国内】
黒田日銀総裁会見
《決算発表》
フェローテック、CACHD
 
【海外】
パウエルFRB議長議会証言(米上院)
独6月ZEW景況感指数(18:00)
米5月小売売上高(21:30)
米5月鉱工業生産(22:15)
米4月企業在庫(23:00)
《米決算発表》
レナー、オラクル
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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