反発後、上値の重い展開か

8日の日経平均株価は反発後、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6700円-2万7200円を想定する。
NYダウ平均は87ドル高の34583ルで取引を終えた。序盤は米国の金融引き締め姿勢を警戒する売りが続いた。しかし、300ドル超下げたところで押し目買いが入って反転。ディフェンシブ系の銘柄の動きが良かったが、地合いが改善に向かう中でハイテク株にも見直し買いが入り、終盤にプラス転換した。
 
日経平均株価はきの7日に大幅続落した反動や、現地7日の米国株式が反発したこともあり、買い優勢のスタートとなりそう。
ただ、手がかり材料難のなか、週末要因もあり、積極的に買い進みづらいことから、買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる場面もありそう。また、ウクライナとロシアの停戦協議が難航していると報じられたことも、重しとして意識されそう。
 
上昇スタートとなれば日経平均株価は25日線(2万6761円、7日時点)をサポートに反転した格好となるため、テクニカル面からは売り一巡感が出てくる。初動で2万7000円台を回復し、その後は同水準を意識しながら、しっかりとした動きが続くだろう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=123円台の後半(7日は123円75-77銭)、ユーロ・円が1ユーロ=134円台の後半(同134円85-89銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比155円高の2万7055円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■シーズメン <3083>
前期経常が上振れ着地・今期は黒字浮上へ。
 
■買取王国 <3181>
前期経常を37%上方修正、未定だった配当は1円増配。3月既存店売上高は前年同月比6.7%増。
 
■中村超硬 <6166>
新規事業として進めているナノサイズゼオライトの製造用パイロットプラントの設置が完了。
 
■MS&Consulting <6555>
前期最終が上振れ着地・今期は16%増益、9円増配へ。
 
■ニコン <7731>
発行済み株式数(自社株を除く)の9.8%にあたる3600万株(金額で300億円)を上限に自社株買いを実施する。また、取得した全株に500万株を加えた自己株式を23年3月31日付で消却する。
 
■ウエルシアホールディングス <3141>
今期経常は8%増で25期連続最高益、2円増配へ。
 
■ANAP <3189>
ピー・ビーシステムズ <4447> [福証Q]と企業向けのプライベートメタバース空間構築事業を共同で開発する。
 
■SHIFT <3697>
今期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■ラクオリア創薬 <4579>
胃食道逆流症治療薬「tegoprazan」の米国における第1相臨床試験が完了。
 
■リソー教育 <4714>
今期経常は21%増で2期連続最高益更新へ。
 
■OSG <6136>
12-2月期(1Q)経常は98%増益で着地。
 
■イオンモール <8905>
今期経常は40%増益へ。
 
■イオンディライト <9787>
今期経常は8%増で3期ぶり最高益、1円増配へ。また、発行済み株式数の6.46%にあたる350万株の自社株を消却する。消却予定日は4月28日。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
8(金)
オプションSQ
3月景気ウォッチャー調査(14:00)
《決算発表》
安川電、キユーピー、フジ、サカタのタネ、イオン北海、JINSHD、MV東海、イオン九州、カーブスHD、大有機、ワキタ、ファンタジー、マルゼン、ブックオフGH、パイプドH、ジャステック
 
【海外】
予定はありません

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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