3日の日経平均株価は反発後、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7600円-2万7900円を想定。
NYダウ平均は617ドル高の34639ドルで取引を終えた。直近の下げに対する押し目買いが優勢で、小高く始まった後に上げ幅を広げ、ほぼ高値圏で取引を終えた。国内でも直近でアフターコロナ関連が売り込まれており、これらへの押し目買いが全体を上に押し上げることになるだろう。
ただ、週末要因や現地3日、米国では11月の雇用統計が発表される。米国株のボラティリティを高める材料となり得るため、高くなったところではリスク回避の売りも出てくると思われる。買い一巡後は動意が限られ、様子見ムードが強まるだろう
引き続き、時間外取引での米株価指数先物の動きに影響を受ける場面も想定され、注意したい。
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円の前半(2日は113円26-28銭)、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の後半(同128円10-14銭)と、やや円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比145円高の2万7895円だった。
【好材料銘柄】
■大和コンピューター <3816>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.03%にあたる4万株(金額で6000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月3日から22年3月31日まで。
■アルチザネットワークス <6778>
8-10月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
■トレイダーズホールディングス <8704>
子会社トレイダーズ証券の第一種金融商品取引業の変更登録が完了。暗号資産CFDサービスの開始に向けて準備を進める。
■FRONTEO <2158>
アクセリードとAIで創薬ターゲットを評価する共同事業「Druggable Target 1000」を開始。
■ユーグレナ <2931>
ジーンクエスト、東北大学病院総合感染症科と共同で、新型コロナワクチン副反応の起こりやすさとの関連が示唆される遺伝子多型を日本で初めて同定。
■大黒屋ホールディングス <6993>
中国子会社がアリババ<BABA>グループの「盒馬鮮生」(フーマー)内に買取店を出店。
【主な経済指標・スケジュール】
3(金)
【国内】
《決算発表》
アインHD、ファーマフーズ、日駐、内田洋、ロックフィール、ポールHD、モロゾフ
【海外】
米11月雇用統計(22:30)
米11月ISM非製造業指数(12/4 0:00)
米10月製造業受注(12/4 0:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
