23日の日経平均株価は反発後、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6900円-2万7300円。
NYダウ平均は朝方に27ドル安まで下落後、225.96ドル高と1日の高値圏で終了した。半導体株が上昇し相場をけん引した。
日経平均株価は、前週末20日に大幅続落した反動や、現地20日の米国株式が上昇したこともあり、買い優勢のスタートとなりそう。
ただ、買い一巡後は、手がかり材料に乏しいなか、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となる場面も想定される。
横浜市長選挙で菅義偉首相の支援候補が敗北した結果は重荷だろう。東京都の新型コロナ感染者数が日曜日で過去最多となるなど、全国的な感染拡大は続いている。
市場では日経平均の上値のメドを2万7300円程度とみる声があった。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(前週末20日は109円61-63銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の前半(同128円03-07銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同20日の大阪取引所清算値比250円高の2万7260円だった。
【好材料銘柄】
■ソルクシーズ <4284>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。今期配当を実質増額修正。
■マルマエ <6264>
今期配当を2円増額修正。7月受注残高は前年同月比92.7%増。
■山王 <3441>
前期配当を3円増額修正。
■アクリート <4395>
ブロックチェーンを活用したデジタル通貨のプラットフォームを開発・運営するDigital Platformerに出資。
■エレコム <6750>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.7%にあたる250万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は9月1日から22年3月31日まで。
■フィードフォース <7068>
Shopifyアプリの開発などを手掛けるハックルベリーと資本業務提携。また、ベトナムに子会社を設立する。
■シック・ホールディングス <7365>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.27%にあたる14万3000株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月23日から9月14日まで。
【主な経済指標・スケジュール】
23(月)
【国内】
7月全国百貨店売上高(14:30)
【海外】
米7月中古住宅販売(23:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
