9日の日経平均株価は反発後、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは2万2300円-2万2600円。
日経平均株価は続落となっていた反動や、現地8日の米国株式が反発した動きを受け、買い先行のスタートとなりそう。ただ、買い一巡後は、手掛かり材料に乏しいなか、主要な上場投資信託(ETF)の分配金支払いに伴う換金売りが集中するとみられる10日を前に、手控えムードが広がりそうだ。
日経平均の上げ幅は限定的となる見込みだ。前日終値(2万2438円)から200円程度高い水準が上値メドになりそうだとの見方があった。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比125円高の2万2495円だった。
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(8日終値は107円47-49銭)、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の半ば(同121円31-35銭)と小動き。
日程面では、きょうは5月機械受注、6月の工作機械受注、5年国債の入札など。海外では6月の中国生産者物価指数、消費者物価指数、米30年国債の入札など。
【好材料銘柄】
■サーラコーポレーション <2734>
上期経常は一転21%増益で上振れ着地・通期計画を超過。
■大黒天物産 <2791>
今期経常は2%増で2期連続最高益、前期配当を2円増額・今期も27円継続へ。
■マックスバリュ九州 <3171>
3-5月期(1Q)経常は376倍増益で着地。
■アセンテック <3565>
7月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■イルグルム <3690>
6月全社売上高は前年同月比41.6%増と増収基調が続いた。
■ベルシステム24ホールディングス <6183>
非開示だった今期税引き前は5%増益、未定だった配当は42円実施。
■ハイアス・アンド・カンパニー <6192>
すららネット <3998> と住宅不動産業界に向けた次世代型教育システムの共同開発で業務提携。
■ファミリーマート <8028>
伊藤忠商事 <8001> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株2300円で8日終値を31%上回る水準。買い付け期間は7月9日から8月24日まで。
■協和コンサルタンツ <9647>
上期経常を29%上方修正。
■FRONTEO <2158>
Axcelead Drug Discovery Partnersと創薬支援でパートナーシップ契約。AIによる創薬に関する仮説構築と実験による有効性検証をセットで提供することが可能になる。Axceleadは武田薬品工業 <4502> からスピンアウトして設立した国内初の創薬ソリューションプロバイダー。
■ANAP <3189>
東証が9日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■アレンザホールディングス <3546>
6月既存店売上高は前年同月比18.9%増と増収基調が続いた。
■ALBERT <3906>
今期最終を58%上方修正。
■BASE <4477>
Eコマースプラットフォーム「BASE」のショップ開設数が110万件を突破。
■古河電池 <6937>
東証が9日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
【主な経済指標・スケジュール】
9(木)
【国内】
6月マネーストック(8:50)
5月機械受注(8:50)
6月工作機械受注(15:00)
5年国債入札
地域経済報告(さくらレポート)
《決算発表》
ファーストリテイ、7&I-HD、ローソン、久光薬、SHIFT、島忠、乃村工、竹内製作、リソー教育、三協立山、クリーク&リバ、北興化、毎コムネット、ツインバード、小津産業、オオバ
【海外】
中国6月生産者物価指数(10:30)
中国6月消費者物価指数(10:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
